ホームページ成果の公式に潜むほとんどの人が見落とす質の問題とは?

WEB活用

ホームページの成果=アクセス数×成約率

ホームページにどれだけのアクセスがあり、アクセスされた中からどのくらい目的の行動を取ってもらったかの率を掛け合わせたものが、ホームページの成果になります。

目的の行動とは、問い合わせをしてもらう、メルマガ購読の登録をしてもらう、予約をしてもらう、商品サービスを購入してもらう、などです。

つまり成果を上げるためには、ホームページのアクセス数を増やすか、成約率を上げる必要があります。もしくはその両方になります。

ホームページのアクセス数を増やす方法

これには無料の方法と有料の方法があります。

アクセス数を増やす無料の方法

・検索結果の上位に表示をして自然検索のアクセスを増やす
・SNSでホームページのURL入りの記事を作成し、シェアしてもらいアクセスを増やす
・メルマガにホームページのURLを入れてクリックしてもらいアクセスを増やす

アクセス数を増やす有料の方法

・グーグルやヤフーのリスティング広告やFacebook広告、Youtube広告などを使って広告経由のアクセスを増やす

多くの人は SEO 対策をしたブログ記事を書いて、ブログ記事を上位表示して自然検索からのアクセスを増やすことに注力をしがちです。これは無料でできると考える人が多いからです。

しかし実際には無料ではありません。当然ですがブログ記事を書いている人の時間が投資されています。一つの記事を書くのに3時間かかるのであれば、書いている人の時給×3時間分の費用がかかっているということになります。

アクセス数を増やすの”ワナ”

ホームページのアクセス数というと量を意味します。しかし、アクセスの量だけを追い求めても仕方がありません。

ホームページへのアクセスが月間100万 PV あったとしても、アクセスをしてくる人が自分のビジネスのターゲットではない人であれば、100万 PV分の価値はありません。むしろ月間1000PVであっても濃いターゲットであれば、その方が最終的な売上の増加につながる可能性が高くなります。

量で測れるものは、必ず質の問題が伴います。

つまり質の悪いアクセスをたくさん集めても意味がありません。質も悪いアクセスをたくさん集めるために、多くの時間を投資してブログ記事を書く人がたくさんいますが、それでは意味がありません。記事を書いているという自己満足で終わってしまいます。

自然検索はターゲット外のアクセスも多い

自然検索のアクセスは質をコントロールしにくいです。それは、ターゲット以外からのアクセスを排除することができないからです。

例えば、あなたがスポーツ整体をやっていて、特にテニス肘などに改善の効果がある整体院を経営していたとします。そして「関節痛 整体院」というキーワードで検索をして、あなたのホームページにアクセスした人がいたとします。しかし、スポーツではなく加齢に伴う関節痛の悪化で検索した人であれば、あなたのターゲットではありません。

「テニス肘 痛い」というキーワードで検索した人がヒットするブログ記事を書いていたとしても、そこにアクセスする人は整体院を探しているとは限りません。記事を読んでも整体院に行くつもりはなく、整形外科に行くつもりで情報収集をしているだけだったり、サポーターを買う人かもしれません。このように検索からのアクセスは自分のターゲットだけに絞るということは事実上困難です。

アクセスの質が高いのは広告経由のアクセス

では質の高いアクセスを集めるにはどうすればいいでしょうか。

広告を使うのがひとつの方法です。広告は検索キーワードで絞ったうえで、広告文でターゲットを絞ることができます。もちろんターゲット以外の人が広告を見て反応することもありますが、基本的にはターゲットの人たちが反応をするようになります。

ターゲットとなる人達からのアクセスを集められますが、検索と違い広告の場合は、当然、広告費用がかかります。あなたが扱っている商品サービスにもよりますが、グーグルやヤフーのリスティング広告だと月に30万円は広告費をかけられないと厳しいと言われています。Facebookの場合は、なにをオファーにするかにもよりますが、数万円くらいで成果が出るものもあります。

いずれにせよ広告費がかかったとしても、ブログ記事を書くのと比べて劣っているとは言えません。ブログ記事は作成する人件費がかかるだけでなく、成果が出るようになるまで半年とか1年とか、そういうスパンがかかるのが一般的です。一方で広告は上手く行けばその日に成果が出ます。

なので広告費がめちゃめちゃ高いということはありません。広告をうまく活用することで、検索よりも見込み度の高いターゲットからのアクセス、つまり質の高いアクセスを集めることができます。その結果、成約率が高くなることに繋がります。

ホームページの成約率を高める方法

ホームページにアクセスした人の中から目的となる行動をとってもらえる率が成約率でした。いくらたくさんのアクセスを集めても、成約率が低ければビジネスが成立しません。

極論を言えば成約率が0%のホームページであれば、月間1000万PVであろうが、月間10PVであろうが成約件数は0件です。つまり成約率が低いホームページであれば、いくらたくさんのアクセスを集めても成果はスズメの涙程度になるということです。

ターゲットからのアクセスを集める

上述のとおり、アクセス数を集めることが目的になって、ターゲットではない人からのアクセスをたくさん集めても成約しません。実際に多くの人がアクセス数を増やすことに躍起になって、その結果、成約しないという悲劇に見舞われています。

アクセス数が増えると、グーグルアナリティクスでデータを分析していても、右肩上がりのグラフはやっぱり見ていて気持ちいいんです。なので、どうしてもアクセス数に目が行ってしまうというのはあるでしょう。

ホームページの各ページの品質を高める

いわゆる会社案内のホームページを作っても成約率が低いホームページになります。元々売るために作っているわけではなく、会社を案内するためのホームページですので当然と言えます。 

そうではなくて、売るためのホームページを作りましょう。それには、マーケティングや行動心理、セールスライティングなどのスキルを活用して、あなたの商品サービスについて魅力的なメッセージを伝え、ターゲットの感情を刺激して「欲しい!」と思うホームページを用意することです。

店舗系のビジネスを除くと、基本的には会社案内用のホームページのようなメニュー型サイトではなくて、ランディングページと呼ばれる縦に長い一枚物のページが売るためのページになります。

ホームページの成約率を調べる方法

そもそも成約率の状況はどうやって確認するかと言うと、これはアクセス数と同じく Google Analytics を使います。Google Analyticsでゴールとなるページを設定(例えば、講座の申し込み完了ページ)し、アクセス数に対するゴールページが表示された回数から成約率が導き出されます。 

ホームページで成果を出すための優先順位

1.成約率が高いホームページを作る
2.成約率が高いホームページにアクセスを集める

この順番を間違えてはいけません。先ほど説明したとおり、成約率が仮に0%だったとしたら、アクセス数を増やす行為はムダでしかありません。

なお、成約率が高いホームページを作るのに必要なスキルは記載しましたが、結局、ホームページにアクセスされなければ成約率が分かりません。成約率を高めることもできません。しかし、ここに時間をかける訳にはいかないので、自然検索のアクセス数が増えるのを待つことはできません。

ということで、やるべきことは広告を出すことです。

広告は広告のタイトルや説明文をしっかり作って、ホームページを見てもらうことが重要です。広告なので自然検索と違って時間がかかります。広告を出したその日に、広告金額や広告の質にもよりますが、アクセスが発生し始めます。

ある程度アクセスが増えてきたら、ホームページを改善します。より成約率が高くなるように。ここはスピードが重要です。とにかくテストと思って広告を出すことです。

ここをしっかりやると、ホームページで成果を出せる時間が結果的にかなり早くなります。

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