【SEO対策の基本】初心者でもすぐできる「タイトル」の効果的な付け方

SEO対策

SEO対策の基本的なやり方をお伝えします。

SEO対策の本質を理解したうえで、ノウハウやテクニックを学ぶのと、手っ取り早くノウハウやテクニックを学ぶのとでは、大きく結果に違いが出てきます。まだ、以下の記事を読んでいない方は、先に読んでから、こちらの記事を読んでいただくことをお薦めします。

SEO対策の本質とは?間違った対策でお金と時間をムダにしない!

では、SEO対策の基本第1弾として、タイトルの付け方を説明していきます。

なんとなくタイトルに対策したいキーワードを入れて作っているだけ、という方は検索順位アップだけでなく、クリック率アップに大きな効果が見込めるので、最後までお読みください。

Googleのタイトルのつけ方に対する見解

SEO対策で一番確実なのは、Googleが公式にアナウンスしている内容があれば、それに従うことです。

タイトルに関して説明があるかというと、Googleのsearch consoleヘルプに「検索結果に効果的なタイトルとスニペットを作成する」というものがあります。https://support.google.com/webmasters/answer/35624?hl=ja

初心者の方にとっては、search consoleヘルプの内容を読んでも理解しにくい点もあると思います。まずは、ヘルプの内容の中から、初心者の方であっても確実におさえておきたいポイントを以下に抜粋します。その後、重要な点を解説していきます。

■どのサイトをクリックするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトルを付けることが重要です。
■具体的でわかりやすいページタイトルを付ける。
■キーワードを詰め込んだようなタイトルは避ける。同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。

クリックしてもらえる質の高いタイトルを付ける

どのサイトをクリックするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトルを付けることが重要です。

抜粋1つ目に記載されている内容です。検索結果一覧が表示されたら、ほとんどの人は検索順位1位から順番に下に見ていきます。ですので、検索順位が上位であればあるほどクリック率が高くなります。しかし、タイトルの付け方次第ではクリック率で逆転することが可能です。

タイトルが検索結果一覧の画面でどのように表示されるか、念のため確認しておきましょう。

当たり前ですが、検索結果一覧で一番目立つのはタイトルです。

これは本に例えられます。本屋に行って本を選ぶとき、あなたはどうやって選びますか?この本を買うと決めておらず、なんか面白い本ないかな~と、ふらっと本屋に入ったときです。

こんな流れじゃないでしょうか?

平置きされている本や書棚にある本のタイトルを見ながら、興味をもった本をとりあえず手に取ってみる。帯の内容や目次、著者のプロフィールを見て、中身をぱらぱらめくってみる。面白かったら買う。

とりあえず手に取ってみるかどうかは、たいていの場合は本のタイトルで決めていませんか?

検索結果一覧の中からクリックしてもらうために、タイトルがいかに重要か分かりますよね。では、具体的なタイトルのつけ方を見ていきます。

具体的でわかりやすいタイトルを付ける

具体的でわかりやすいページタイトルを付ける。

これは抽象的なタイトルや不必要に長いもの、無駄な情報を含むタイトルにはしないように、という意味でGoogleは書いています。

ここで誤解してはいけないのは、「誰にとって」具体的でわかりやすいのか?です。これは、「検索ユーザーにとって」です。しかし、作成していると無意識のうちに「自分にとって」具体的でわかりやすいタイトルになっていることがありますので、注意してください。

繰り返しますが、「検索ユーザーにとって」具体的でわかりやすいタイトルにしなければいけません。言い換えると、検索ユーザーが思わずクリックしてしまう、ついついクリックしたくなる、そういうタイトルを付ける必要があります。

不自然にキーワードを詰め込んだタイトルを付けない

キーワードを詰め込んだようなタイトルは避ける。同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。

これはGoogleが書いているとおりです。

タイトルにSEO対策したいキーワードを入れることは必須です。しかし、無理に何回もキーワードを入れる意味はありません。日本語として読んだときに不自然なタイトルはダメです。

最悪の場合、キーワードの乱用はGoogleから不正行為とみなされてペナルティを受ける可能性があります。そんなリスクを背負ってまで、キーワードをどうやって入れるか考える必要はありません。

タイトルのつけ方5つの具体的なノウハウ

ノウハウ1.ターゲットを入れる

誰向けのページか、タイトルを見たらすぐ分かると、「あ、これ、まさに自分みたいな人向けに違いない!」と思って、クリックしてもらいやすくなります。

「おーい、そこのあなた!」と後ろから誰かが言っても、「え?誰のこと?自分じゃないよね」と思って振り向かない人がほとんどですよね。

これが「おーい、そこの男の人!」になったら、男性だったら、「え?もしかして俺のこと?」と思うかもしれません。それでも、男の人が周りに他に何人もいたら、「自分じゃないでしょ、きっと」と思って振り向かない人がほとんどでしょう。

これがさらに「おーい、そこの黒のロングコートを着ていて、右手に茶色のカバンをもっている、〇〇病院の前を歩いている男の人!」になったら?もし、自分がその場所を、言われた格好で歩いているなら、「え?俺のことだよね?なんだろう?なにか落としたりでもしたかな?」と思って、なんで声をかけられたかは分からないけど振り返ってしまいますよね?

タイトルもこれと一緒です。誰向けのものかが分からないと、自分の事だと思わなくて、クリックされずにスルーされてしまう可能性が高くなります。これ、直接的にターゲットを入れるこもあれば、別に直接的に入れなくても全然OKです。

大切なのは、「自分のこと」と思ってもらえれば良いのです。たとえば、ターゲットの悩みや問題を書いて特定するのでも構いません。「腰痛に加えて背筋痛も感じるSEの方!猫背を治して痛みを和らげる方法」みたいな感じです。自分のことだと思ってもらえるよう具体的なタイトルにしましょう。

ノウハウ2.どんな良いことがあるかを入れる

タイトルを見たときに、検索ユーザーが「これを読んだらどんな良いことがあるか?」が分かる、ということです。これが入っていないと感情に響かないので、なかなかクリックしてもらえません。

イメージがつかみにくい方もいると思うので、例をあげて説明します。

「運動しないで3ヶ月で8kgやせるダイエット方法」「食事制限はいっさい無し!食べながら5kgやせるダイエット方法」というタイトルがあったとします。これでも、そこそこ良いタイトルです。

しかし、これだと感情に訴求するには至りません。なぜなら、ダイエットする方法の特徴と結果を説明しているタイトルだからです。そもそも、なぜダイエットしたいのでしょうか?なにか理由があって、やせたいと思って、ダイエット方法を調べているはずですよね。

つまり、痩せることによって手に入れたいこと=欲求・願望をタイトルに入れることで、感情に響くようにできます。「運動しないで3ヶ月で8kgやせて好きな彼を振り向かせるダイエット方法」「大好きなワンピをもう一度!食事制限無しで食べながら5kgやせるダイエット方法」みたいな感じです。

こうすることで、検索ユーザーがこのページを読んだらどんな良いことがあるか分かり、しかも欲求を刺激することになるので、クリック率を高くすることができます。

ノウハウ3.数字を入れる

数字を入れるだけで、具体的な内容にすることができます。

「~の3つのポイント」「~にお薦め7選」「~5つの秘訣」といった項目の数だったり、「3ヶ月で8kg痩せる~」「1ヶ月でTOEICスコア200点UPする~」「半年で売上3倍にする~」といった具体的な内容に関するものだったり、数字を入れることで検索ユーザーにとって興味・関心が湧きやすくなります。

これは、そもそも記載する内容が抽象的なものではなくて、誰かの悩みや問題を解消する具体的な内容を書かなければ、付けられないタイトルです。検索する人も、具体的な解決方法が分かるのではないか?という期待感をもてるからこそ、興味・関心をもってくれるのです。

ノウハウ4.タイトルの文字数は30文字程度でつける

タイトルの文字数は、「厳密には何文字で書かなければいけない」というものはありません。あくまで検索ユーザーにとってのわかりやすさの観点から考えましょう。

検索結果一覧に表示されるタイトルの文字数は、PCとスマホで異なります。さらに、スマホは機種によって異なります。さらに、GoogleとYahoo!でも異なります。大体、30文字程度が表示される文字数だと考えると良いです。たとえば、スマホだと表示はこんなイメージです。

大切なのは、表示されている部分に検索ユーザーが「読んでみたい!」と興味・関心をもつ内容が含まれるようにすることです。そのためには、ノウハウ1~3の内容を入れることになります。

30文字は、書いてみると意外と少ないです。ノウハウ1~3全部を入れようとすると難しい場合もあります。その場合は、ノウハウを絞って、検索ユーザーの感情を動かすような、ついついクリックてしまう要素を優先して入れるようにしましょう。

ノウハウ5.キーワードはなるべくタイトルの前の方で書く

たとえば、タイトルが40文字でキーワードが33文字目から入っていたら表示されません。そういう意味で、表示される文字数の中にキーワードが確実に入るように、なるべく前の方で書く必要があります。

そして、こちらの方が大事な理由で、人の目線の動きに合わせるためです。検索結果一覧を見るときに、人は無意識に左から右、上から下に目線を動かしています。しかも、左から右に動かすときに、より左側の方で意識が強くなり、右に行くほど軽く流す感じなります。

そのため、キーワードはなるべく左、つまり前の方で書いた方が良いです。

実際にあなたが何かを検索するときも同じだと思います。もし、ピンと来ない場合は、今度検索するときに、どうやって一覧を確認しているか自己分析してみてください。

あと、上から下の話はタイトルとは関係ないですが、検索結果の1位から10位で、順位が下になればなるほどクリック率が低くなります。なので、検索上位をみんな目指すわけです。

タイトルもPDCAを回して改善する

一度つけたタイトルを変えてはいけない、ということはありません。Google Search Consoleのデータを見て改善をしましょう!もちろん、まったく違うタイトルに変更するのはダメです。

たとえば、Google Search Consoleのデータを見たときに、まったく想定していなかったキーワードで上位表示されていて、しかもそのキーワードの月間表示回数が多いとします。上位表示といっても、10位前後くらいで、まだ伸びしろがあるとします。

そうしたら、タイトルにそのキーワードを入れられないか考えます。文字数が多くなりすぎはダメなので、30文字程度におさまる形で上手いこと入れられないか考えます。

タイトルにそのキーワードが入ることで、さらに検索順位がアップする可能性があるのと、そのキーワードで検索した人のクリック率がアップする可能性があります。

キーワードを追加するのではなく、検索ユーザーにとってどんな良いことがあるか、当初想定していた内容ではクリック率が低いと思えば、もう1度リサーチしてどんな良いことがあるかの内容や表現を変更してみることでクリック率を改善するなど、タイトルの改善はいろんなことができます。

本文の見直しはしても、タイトル自体はずっと変えない人は結構多いので、是非、タイトルも含めたページ全体を常により良い結果になるように改善し続けるという意識で取り組んでください。

ページトップへ