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From:馬場宏
川崎市の溝の口オフィスより、、、
2022年1月18日にYahoo!ニュースで面白い記事がありました。
(元記事はこちらからご確認ください)
東京都下水道局がTwitterでトイレ修理に関する注意喚起をしたのですが、元公務員の私にとっては結構衝撃的な内容でした。なにが衝撃的だったのかというと、、、
インターネットで修理業者を検索し、上位に出てきたサイトで依頼をした結果、高額な料金を請求されるトラブルが増えています
と、「検索で上位に表示されたサイトに依頼すること」への注意喚起だったことです。
正直、公務員の立場では、問題のない事業者が不利益を被る可能性のある書き方ってできないのです。この場合だと、上位に表示されたサイトでは高額請求されてトラブルになる可能性が高く読めてしまいます。そうすると、それによって善良な会社が依頼が減ったとなれば、行政訴訟に発展してもおかしくないからです。
まぁ、行政の注意喚起の方法としての良し悪しはここでは置いておきます。それをここで議論しても仕方ありませんので。
この記事を読んでいるあなたも、決して、検索順位が上位だから安心に利用できる、信頼できる業者・会社だと思ってはいないでしょう。でも一方で、検索で上位に表示されていると多くの人が見ている=多くの人が利用しているとなんとなく思ってしまうのではないでしょうか?
検索結果の上位に表示されているとたくさんクリックされ、それだけ売上があがるというのも事実です。
・検索1位だとクリック率が20~25%
・検索2位だとクリック率が12~18%
・検索3位だとクリック率が7~9%
・検索4位~10位だとクリック率が3~5%
・検索11位(2ページ目)以降だとクリック率が1~2%
業種によっても変わってきますし、検索するキーワードによっても変わってくるので多少が幅がありますし、上記と数字が変わってくることもあるでしょう。当社のお客様で見ると、ざっくりこんな感じです。
この数字からも、検索で1位~3位で表示されるとかなり多く閲覧されることが分かります。
基本的な心理としては、めちゃくちゃ興味が惹かれるものがなければ、検索結果の1位から順番に見ていく人が多いからでしょう。そして、上位にサイトがいかにも怪しい、、、ということでもなければ、疑うようなことはしないですよね?
これは完全にブラックボックスです。ただし、Googleの基本的な考えは「検索した人の検索意図をより良い満たしているサイトを上位に表示する」というものです。
Googleは事業の正当性というか、悪意のある会社か善意の会社かまでは分かりません。となると、SEO対策をうまくやっていると、評判が良くない会社であっても当たり前ですが上位に表示されることになります。
でも、基本的にはインターネットでなにか買ったり、申し込んだりするときは、比較をするものです。それがインターネットの特徴で、紙媒体との大きな違いです。手軽に比較ができると。だから比較をすることで、ちょっと怪しいなというのは気付きやすいはずです。
しかし、トイレ業者の場合はちょっと事情が違うのです、、、
東京都下水道局のイラストのように水漏れが起きたら、、、これはもう超緊急事態ですよね?めちゃくちゃ焦るはずです。私は冷静沈着な人間だと中学生の頃から言われていますが、そんな私でもイラストの状態になったら、冷静ではいられません。焦ります。間違いなく。
このまま水漏れが続いたら大変なので、速攻で検索するでしょう。我が家の場合、頻繁に水回りの業者のマグネットが入るので、子供が冷蔵庫にペタペタ貼っているのもあるので、それを見て電話をするかもしれません。でも、マグネットがなければ、「水漏れ 業者 地域名」みたいな感じで検索するでしょう。
で、なにせ焦っていますし、すぐに何とかしないとマズイと思っているので、じっくり比較する心の余裕はありません。なんなら1位のサイトにすぐに電話してしまう可能性が高いです。できて、料金的な比較を2、3サイト見てするかもしれません。
でも、ほとんど差がない内容が載っているので、もはやどこでもいいので今すぐ来てくれるところだったらどこでもいいと、上から順番に電話して「すぐ来れますか?」と聞いて「大丈夫です!」と答えてくれた業者にとりあえずお願いしてしまうでしょう。
実際の場面を想像すると、上記の感じになってしまう人が多いでしょう。東京都下水道局が注意喚起で書いているように、「賃貸だったら管理会社に連絡」「事前に見積りを取る」というのは、緊急事態が発生している状況ではなかなか取れない行動です。
ということで私はこれを機会にまずトイレについては緊急時に依頼できる業者を探しておきます。備えあれば患いなしではないですが、人間である以上、どうしても焦ってしまう局面に対しては、事前に準備するしかないと思うのです。
そういう考えが良いか悪いかは、、、あなたはどうしますか?
この記事自体はトイレのつまりや水漏れでどう対処するかを考える記事ではないので、これ以上掘り下げません。
今回は東京都下水道局と、役所が珍しい形で注意喚起をしていたので取り上げてみました。
検索結果が上位だからという理由だけで妄信するのは危険。でも、ホームページを作るときは、作る以上は上位に表示されるように作りますよね?大事なことは、お客様に安心、信頼してもらえるような内容を発信することです。
良い商品サービスを提供するのは大前提です。
そのうえで、お客様の不安を煽りたてるような内容ではなく、お客様に寄り添って悩みを解決する姿勢や解決の実績、明朗な会計システムなど、安心して利用していただけるように作っていくことが大切です。
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