SEO対策
・検索エンジンってなに?
・検索結果ってどんな仕組みで表示されるの?
・どうしたら検索結果の上位に表示されるの?
SEO対策について学び始めた人が、最初によく抱く疑問です。
この記事では検索エンジンの説明から仕組み、種類、最適化に関してまとめました。SEO対策について入門的な知識からしっかり学びたい方は、是非、最後までお読みください。
インターネット上に公開されている情報から、必要な情報を検索するシステムのことです。
もう少し具体的に言うと、GoogleChromeやMicrosoft Edge、Firefox、Safariといったブラウザを使って、検索窓に検索したいキーワードを入力したときに、検索キーワードと関連性の高いWEBページや画像、動画などを表示するシステムのことです。
この検索エンジンですが、検索する人は無料で使うことができますよね。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを提供する企業は、検索結果に広告を表示する「広告収入」によって成り立っていることから、利用者は無料で使うことができるのです。
ちなみに、「検索キーワードと関連性の高い」というのが、重要なポイントです。
検索エンジンを提供する企業にとっては、検索する人が知りたい結果が表示されないと、検索するときに使ってもらえなくなります。たとえば、「スノボー 滑り方」で検索して、スキーの滑り方やスノボーの選び方が表示されても、それは知りたい情報ではありません。
関連性が無い、または低い情報を上位で表示してしまうと、その検索エンジンを使う人が減ります。そうすると、広告を出したい企業や人が減ります。結果、広告収入が減って事業が成立しなくなります。
そのため、検索結果に情報を表示したい企業や人は、検索する人の視点に立って、検索キーワードと関連性が高い情報を作成しないと、上位に表示されることはありません。
新しくWEBサイトを作ったり、ページを追加・変更・削除したりといった情報をGoogleは認識する必要があります。そのために、クローラーというGoogleのロボットが、インターネット上のWEBサイトを巡回しています。これをクローリングといいます。
新しくWEBサイトを作った場合は、クローラーが来ないと一向にWEBサイトの存在をGoogleに認識してもらえません。何もしないで待っていてもいつかはクローラーが来てくれますが、数ヶ月単位で来ないこともあります。
そのため、Google Search Consoleからサイトマップの送信をしておきましょう。サイトマップ送信をすれば、すぐにクローリングしてくれる保証はないですが、早く来る可能性は高くなります。
クローラーが収集した情報を、Googleのデータベースに登録することをインデックスと言います。ただし、クローラーが収集した情報はすべてインデックスされるわけではありません。
収集した情報に問題があればインデックスされません。その場合は、Google Search Consoleに「クロール済み インデックス未登録」と表示されます。
インデックス登録済みにならないと、検索の対象としてデータベースに登録されていないことになります。そのため、検索結果に表示されることはありません。
なお、Google Search Consoleで1ページずつインデックスされているか確認するのは面倒です。検索で、site:ドメイン(当社であれば、site:bc-sol.jp)と入力すると、インデックスされているページが検索結果一覧に表示されます。
近年、なかなかインデックスされないという問題が発生している人が多くいます。どうやってインデックス登録済みにするかについては、別記事で記載します。
インデックスされた情報に対して、検索されたキーワードと関連性が高いページを抽出し、検索結果として表示する順番を決めます。このロジックのことを、アルゴリズムと言います。
アルゴリズムは完全にブラックボックスになっています。評価する要素は数百個あると言われていますが、検索エンジンを提供する企業しか正確な数字は分からない状態です。
アルゴリズムは基本的に毎日変更されています。Googleの場合は、年に3回程度大きな変更があり、Googleコアアップデートと呼ばれています。検索エンジンを提供する企業側としても、日々、検索する人のより高い満足に繋がるように、改善を重ねているということですね。
ちなみに、上の表は英語なので分かりにくいかもしれませんが、検索順位決定への影響度が高いランキング要素になります。あくまでこの会社が調査した結果ですので、正確なことは分かりません。こんなに要素があって、検索順位が決まって行くんだと知っていただく上で参考に見てください。
日本で代表的というか、よく知られているの検索エンジンといえば、GoogleとYahoo!ですよね。海外の会社になりますが、日本における検索エンジンのシェアを調査した結果があります。
それによると、2023年2月現在では、Googleが約77.2%、Yahoo!が約14.8%になっています。その次が、Bingで約7.2%。Googleがダントツ1位のシェアになっています。それぞれの検索エンジンについて、順に紹介します。
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
言わずと知れた世界最大シェアを誇る検索エンジンです。「ググる」や「Google先生」という言葉が一般的になるほど、「なにか調べよう」、「知りたい」と思ったらまずGoogleで検索するという、もはや私たちの日常に欠かせないものになっていますね。
特徴としては、ビジネス用途での利用が多いことがあげられます。ユーザー属性は幅広く利用されていますが、女性より男性、年配の人より若い人が多く利用しています。
世界的にみるとGoogleとの差は圧倒的にありますが、日本ではとても認知度が高い検索エンジンです。実はあまり知られていませんが、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しているので、基本的に検索結果は同じになります。
特徴としては、Googleのようなビジネス用途での利用はあまり多くないです。ユーザー属性は、男性より女性、若い人より年配の人が多く利用しています。特に、40代と50代の女性はGoogleよりYahoo!を利用する人が多いと言われています。
Microsoft社製の検索エンジンで、独自の検索技術を使っています。あまり知られていないというか、パソコンを買ったときに初期設定でBingになっている人以外が、積極的にBingで検索しているイメージはないです。以前はiphoneのsiriでBingが使われていましたが、Googleに変更になっています。
GoogleとYahoo!のような、これといった特徴はありません。
上記の3つ以外にも検索エンジンはあります。中国の百度(Baidu)と韓国のNaverは聞いたことがあるかもしれません。それ以外にもありますが、日本で利用される検索エンジンとしては上記3つを知っておけば十分です。
検索エンジンという言葉を聞くと、真っ先に頭に思い浮かぶのは「検索エンジン最適化」かもしれません。いわゆるSEOのことです。SEOについては、この記事だけで説明することはできません。他のSEO関連の記事を読んでください。
ここでは一つだけ覚えておいてください。
今の時代のSEOはある意味シンプルです。2017、8年くらいまでは、グレーな技術介入で検索順位をアップさせることができた時代でした。でも今は違います。
Googleが評価するのは、「読み手にとって役に立つ・価値のある情報」です。当たり前ですが、自分が書きたい・書ける、自己満足とも言えるような情報は評価されません。