”求める人物像”と”理想の人物像”の違いとは?求人募集の落とし穴

求人・採用

求人募集をするとき、求人コンサルや広告代理店に必ず言われることに、求める人物像を明確にするというのがあります。あなたも言われたことがあるかもしれません。

しかし、求める人物像と理想の人物像の違いを知らないで、求める人物像を作ると逆に求人応募が来なくなってしまうリスクがあります。

実は求人募集で結構この落とし穴にはまってしまっていることがあるため今回記事にしました。

求人募集で求める人物像を明確にする理由

これには大きく2つの理由があります。

1つは、求める人物像を明確にし、その人物像に向けてメッセージを作っていかないと、誰の心にも響かないメッセージになってしまうからです。

10人が見て、10人の心に響くメッセージを作ることはできません。万人に向けたメッセージは誰にも響きません。でも、ある一人に向けて作ったメッセージは、その一人にはめちゃくちゃ響きます。その一人にさえ響かないのであれば、それは求職者の理解が足りていないことを意味します。

そして、ある一人に向けたメッセージは、その人の周辺の人にも響きます。
周辺の人というのが分かりにくいかもしれません。例えば、仕事や人間関係などへの不安や心配。仕事を通じて実現したい将来の姿。こういったものが、その一人と共通していると響きます。

もう1つは、より本質的な内容で、自社に合った人材から応募が来ず、応募が来て入社したとしても早期に退職するリスクが高くなってしまうからです。

人手が不足しているから、とにかく誰でも良いから採用したい。だから、誰でも良いから求人に応募して欲しい。このような考え方で、誰でもウェルカムな内容で求人募集を作ってしまうと、当然ですが、自社に合った人材から応募が来る確率は低くなります。

自社がどのような人を求めているか?それはなぜか?そのような人たちが自社を選ぶ理由は何か?実際に、どんな人に向いていて、どんな人に向いていないのか?喜んで、日々の仕事に充実感を感じてもらうために、どのような取組みをしているのか?・・・等など、いろいろなことを考えて、それを伝えていくのです。

求職者が求人情報を見たときに、「まさに自分のことだ!」と感じてもらえると、当然ですが、応募してもらいやすくなります。

求める人物像と理想の人物像の違い

理想の人物像とは、理想というくらいですから、こんな人が入ってくれたら最高!という人物像です。

理想の~という言葉でイメージすることの中に、「理想が高すぎて手に入らない」というマイナスイメージはありませんか?

技術面であれもこれも出来る人、コミュニケーションも円滑に出来る人、メンタル面も多少のことでへこたれない忍耐強い人、それから・・・と理想像だけ考えれば、いくらでも要素が出てくるはずです。正直、そのような人がいて応募してくれたら大助かりです。でも現実はそんなスーパーな人には人生でそうそう会えるものではありません。

あなたは、「いやいや、そんなあれもこれも求めたりしないよ」と思っているかもしれません。でも、実際に経営者や人事の方とお会いしてお話をすると、話をしているうちに『理想の人物像』が出来上がってしまうことがあります。

で、聞くわけです。「そんなすごい人、いますか?」と。

集客でも同じ問題が起こります。ターゲットを絞りましょう、と言われて絞っていったら、絞り込み過ぎてそもそも市場が小さすぎて、ビジネスが成り立たなくなるというケースです。

魚がほとんど泳いでいない釣り堀で、釣り糸をいくら垂らし続けても魚は釣れません。ビジネスが成立するだけの最低限の市場規模が必要なのです。

この話をすると、どこの会社でも「うん、それは当たり前」と言われます。ですが、どのような人材が欲しいのか明確にしましょうと言うと、考え方が変わってしまうのです。

求める人物像の効果的な作り方

2つのアプローチを紹介します。しっくりくるアプローチの方で求める人物像を作ってみてください。

1つは、裏返しから作る方法です。

裏返しとは何?と思いましたよね。次の質問に答えてみてください。

「こんな人が来ても活躍できない。お客様に喜ばれない。明らかに自社に向いていない。」という人はどんな人ですか?

ここで出てきた回答の裏返しが、求める人物像と考えられないでしょうか?

最低限必要な要件さえクリアしていれば、あとは入社後の研修や実践の中で身に付いていくものだからです。うちは、小さい会社だから人を育てる余裕がない。だから、最初から必要なスキルをすべて持っていないとダメなんだ、という方がいらっしゃれば、求人応募が来る可能性を潰してしまうことになります。

もう1つは、今いる社員で一番イメージに近い人を選ぶ方法です。

求める人物像という架空の人を想像するのが難しい場合は効果的です。求める人物像に当てはまる(完全でなくて良いです。一番近いイメージでOKです)社員を探してください。実在する人間を求める人物像に設定した方が、イメージがいろいろ湧きます。

Aさんを選んだとします。Aさんを選んだ理由はなんでしょうか?Aさんはきっとスーパーな理想の人間ではなく、良い面もあれば、ここはちょっとねという面もあるはずです。でも、今必要、今欲しい人材として大切なのはAさんのように●●●をできる人、みたいになります。

まとめ

・求人募集では、求める人物像を明確にする必要がある。
・求める人物像を明確にして、その人に向けてメッセージを作らないと誰の心にも響かないメッセージになってしまう。
・理想像として色々なスキルや能力を求めて、人物像を絞り込んでしまうと、そもそも求人市場に存在しない人物になってしまう
・お客様に喜んでもらうため、明らかに自社に向いていない人はどんな人か?という視点で、最低限必要な要件だけに絞ることで求める人物像を導き出せれば十分。
・実際の社員で今欲しい人材を具体的に当てはめてみると、イメージがわきやすい。

この記事を書いた人

株式会社ビーシーソリューション
代表取締役  馬場 宏
業界では異色の元国家公務員WEBマーケター
2013年の起業時からダイレクトレスポンスマーケティングにハマる。事象を論理的に読み解いて法則を見つけるのを得意とし、難易度の高いキーワードでの上位表示実績多数。
中学3年と小学4年の2児の父。趣味はスポーツ観戦と温泉巡り。

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