建設業が職人を新卒採用するのに必要な求人方法3ステップとは?

求人・採用

総務省の労働力調査によると、平成28年の就業者における若年層の割合として、全産業平均が16.4%に対して建設業は11.4%と5%も低いとなっています。

このまま若者の割合が低い状況でなんの手も打たなければ、10年後20年後に最悪、会社の存続が危ぶまれる状況になりかねません。

一方で、建設業における新卒の入社数は平成21年を底に右肩上がりで増えています

つまり、新卒採用により若者の割合を増やしていける可能性は大いにあるということです。

このような建設業を取り巻く市場環境に関しては、次の記事で行政の資料を整理していますので、ご確認ください。

■建設業における人手不足の現状と将来予測から今後の対策を考える

しかし、100名未満の小さい会社では、新卒採用をしようと思ってもムリだと思っていませんか?そもそも、どうすれば新卒採用できるのか分からない。そんなお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃるでしょう。

中小建設業でも、毎年職人の新卒採用ができていて、順調に規模を拡大している会社があります。

つまり、中小建設業の会社でも職人の新卒採用ができる方法がある、ということです。

この記事では、職人を新卒採用するための求人方法を3ステップでお伝えします。

ステップ1.職人の新卒採用に必要な投資をする

新卒で職人を希望する高校生の数がすくないため、有効求人倍率が高くなっています。あなたの会社だけでなく、他社も新卒の職人が喉から手がでるほど欲しいのです。

このような状況では、時間とお金を投資しなければ、競争を勝ち抜いて新卒学生からあなたの会社が選ばれる可能性は、ほとんどなくなります。

新卒に限らず20代前半の若手職人から求人応募が来ない、採用できないとお悩みの会社に聞いてみると、ハローワークに求人票をおいているだけ、こういう会社がたくさんあります。

理由を聞くと、求人広告は費用が高いし、求人広告を出したところで応募がくる気がしないから。ハローワークを使って無料で新卒採用できれば、それに越したことはないから。

このような回答が返ってきます。

規模が大きい、給与や福利厚生などで好条件をだしている、あなたの会社より規模が大きな、体力のある会社にこれでは太刀打ちできません。

戦わずして負けている状態です。

職人の新卒者を本気で採用したいなら、必要な投資を惜しんではいけません。時間とお金をかけて募集しなければなりません。

では、具体的にどのような投資をして求人募集をすればよいと思いますか?

ステップ2.職人希望の新卒者に向けて積極的に情報発信する

企業側の買い手市場のときには、学生が知りたいことがあれば面接のときに質問してくれればいい、というスタンスで良かったでしょう。

しかし、今は違います。新卒学生に対して、会社側が自社のことを知ってもらうために、積極的に情報発信しなければいけません。学生が、「あ!この会社、いいじゃん。入りたいな!」「へぇ~、この会社、こんなことやってんだ。他の会社はこんなこと書いてなかったよな。面白そうじゃん!」とか、興味・関心をもってもらう必要があります。

みずから情報発信することなく、給料や休日とか最低限の応募要領しか載っていないハローワークの求人票をみて、応募してもらうのは運を天に任せている感じです。

ハローワークの求人票も、書き方を工夫することで新卒学生から応募してもらえる可能性を高くすることができます。

でも、それだけでは足りません。弱いです。
求人票をきっかけに興味・関心をもってくれた新卒学生に対する情報発信が命運を左右します。

ホームページで職人希望の新卒学生に魅力ある情報を発信する

なんだ、結局ホームページか。そんな心の声が聞こえてきそうですが、新卒だろうが中途だろうが、職人だろうがSEだろうが、採用の鉄板ルートがあります

ハローワークの求人票や求人サイト、求人広告などを見て、その中で気になった会社があった場合、必ずホームページをみます。そして比較します。比較した結果、一番いいなと思った会社に応募します。

そんなことは知っている、そう思った方も多いと思います。で、実際やっていますか?

ホームページで採用情報を発信している会社でも、情報発信とはいえない場合がたくさんあります。募集要項しか載せていないとか。これは情報発信でもなんでもありません。

ポイントは大きく2つ。1つはやりがいが伝わること。もう1つは楽しそうだと思われること。そのための情報発信が必要です。

もちろん、職人希望の新卒学生がみたときに、他社と比べた自社の強み・魅力が伝わる情報も必要です。めちゃくちゃ大切です。教科書的な話をすると、これが一番大切で、そのためにしっかりリサーチしましょう、となります。

しかし、職人希望の高校生が文字ばかり小難しい内容をどれだけ真面目に読んでくれると思いますか?

情報発信という意味では、ストーリー性とか話題性とか、単純に面白いとか、そういう要素がないとインパクトに欠けます。発信しても読まれません。

どうしたら面白がって見てもらえるか?面白がって読む中で、自社で働いたときのやりがいを感じたり、一緒に働けたら楽しそうと思ってもらえるか?を考えて、情報発信のための企画を考えましょう!

面白い企画ができたら、ホームページで情報発信するだけでなく、SNSを使って拡散させていくと良いです。

ステップ3.高校に求人票をおいてもらう

前提としてハローワークで求人票を出す必要があります。職人の新卒採用に関していえば、間違いなくハローワークの求人票を高校においてもらって、生徒に紹介してもらうのが一番強いです。

ですから、近隣の高校で高卒で就職する学生が多い学校や定時制高校などに、求人票をおいてもらえるように話をしに行きましょう。

いくら学生の売り手市場の時代といっても、学校もかわいい生徒に少しでもいい会社に入ってもらいたい、早く納得のいく会社から内定をもらって欲しい、といった気持ちを先生はもっています。

そのため、学校もより多くの求人をしている会社の情報を欲しています。説明が苦手なの学校にいくのが嫌だという方も、学校側もウェルカムな話なので、気にせずにどんどん説明しに行きましょう!

学校の先生は情報収集でホームページをみる

先生もかわいい生徒に、こんな会社の求人があるよと渡すにあたり、どんな会社か調べます。これは現役の先生がたに話を聞いていますが、情報収集でまずはホームページを探すそうです。

ホームページがないと他に調べようがないので、ホームページがある会社より、先生の中での優先度は低くなります。また、採用に関する情報が充実したホームページがあると、より詳しく生徒たちの将来をイメージしやすくなるので優先度が高くなります。

先生は生徒に幸せになってもらいたいと思っています。そのためには少しでも多く情報があるに越したことはないのです。求人票をわたすときに自信をもって生徒にこんな会社の求人来てるよ!って渡したいのです。

そして実際に、多くの職人さんから、学校でもらった求人票を見て高校卒業して新卒で入社したという話を聞きます。会社を探すうえでも、学校でもらう求人票は特に高校生にとっては重要なのです。

<補足>今どきの高校生はスマホで調べる

今どきの高校生は、スマートフォンで仕事を探したり、求人票をもらった会社のことを調べることが大半です。職人を希望する高校生も。この時点で、スマホ対応していないホームページだと、見にくいという理由だけで検討対象から外れてしまいます。

どんなに素晴らしい内容のホームページでも意味がなくなります。どんなに楽しい企画を立てて情報を発信しても読んでもらえません。それほどまでにスマホが浸透した世代が相手なのです。肝に銘じておきましょう!

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