WEB活用
一昔前は、検索順位を上げる方法として、衛星サイトを作って、そこから自分のホームページにリンクを貼る外部SEO対策など、今では完全にアウトな小手先のテクニックばかりがネット上で紹介されていました。
しかし、今では、検索ユーザーの「検索意図」は何か?
これを理解して、検索意図を満たすコンテンツを制作することが、検索順位を上げるために絶対に欠かせないことになっています。
とはいえ、検索意図とは具体的にどういうことなのか?どうやって調べればいいのか?検索意図をもとにどうやってコンテンツを制作すればいいのか?分からない人もいると思います。
めちゃくちゃ基本的で、決して面白い内容ではありません。
でも、今より検索順位を上げたい!上げる方法を知りたい!という方は、是非、参考にしてください。
GoogleはSEO対策として、「検索ユーザー」の「検索意図」を満たすコンテンツを制作することが有効であると、公式にアナウンスしています。
では、検索意図とは何でしょうか?
簡単に言うと、「検索する人が検索をする目的」です。
検索という行為は、ただなんとなくするのではなく、何かしら目的があります。つまり、何かが知りたくて検索するのです。例えば、、、
・友達との会話の中で知らない言葉が出てきて、言葉の意味が知りたくて検索する。
・親知らずが痛くて痛くて、近くに痛くなく親知らずを抜いてくれる歯医者がないか検索する。
・営業経験がなく独立して、新規のお客さんがなかなか獲得できないため、新規顧客の獲得方法を検索する。
・・・例をあげればきりがありません。
検索して知りたかったことが分かれば、検索意図を満たせたことになります。検索意図を満たしているコンテンツを制作すれば、検索ユーザーが知りたいことが書いてあるので、しっかり読んでもらえます。もちろん、読みやすい、分かりやすい、他より役に立つ価値あるコンテンツであればですが。
たいそうな振り方をしておいて、当たり前の話しか書いてないな、と思った人もいるでしょう。しかし、この当たり前ができている人がほんとうに少ない、かなり難しいのです。知っていることとできることは違う、というものの典型です。
例えば、「ブログ 書き方」で検索する人がいるとしましょう。
この検索キーワードから、検索意図がいくつも想定されます。例えば、、、
・「ブログ 書き方」なのだから、検索順位を上げるブログの書き方を知りたいのではないか?
・「ブログ 書き方」なので、純粋にブログの書き方を知りたいのではないか?ブログの構成とか。
・「ブログ 書き方」であって「日記 書き方」ではないから、ネット特有の書き方が知りたいのではないか?感情を動かすようなライティング方法とか。
他にも、考えれば出てきますよね。
しかし、作り手側が想像するだけでは、たいていの場合、検索意図を外してしまいます。検索意図を外さないための方法は2つあります。
まず一つ目は、見込客にヒアリングすることです。
見込客がどんなことで困ったり、悩んでいて、そのときにどのようなキーワードで検索するのか?これをたくさんストックしていきます。とにかく話を聞いてメモしましょう。
起業したばかりの人と、すでに多くのお客さんがいる人との最大の違いはココです。起業したばかりだとヒアリングできる見込客がいなくて想像するしかなくなるのです。
すでに多くのお客さんがいる、ロイヤルカスタマーがいると、お客さんが協力してくれてリアルな話が聞けます。そうすると、検索意図を外す確率がぐんと減ります。
もう一つは、検索することです。
これなら起業後間もない人でも可能ですよね。
Googleは、検索ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを評価すると公言しているのです。ということは、検索上位に表示されているページは、少なくとも、Googleが現時点で検索ユーザーの検索意図をより満足させているコンテンツだと評価していることに他なりません。
制作しようと考えているコンテンツから、こんなキーワードで検索されるのではないか?という候補を洗い出してください。そして、実際にそのキーワードで検索してください。そして、TOP10(=検索結果1ページ目)のページにアクセスして検索意図を分析してください。
ステップ1で検索意図を調べたら、その検索意図を満たすコンテンツをどのような構成で伝えるかを考えます。具体的には、見出しをまずは並べてみましょう。
・はじめに
・問題点
・真の問題点
・解決策
・解決策の実現方法
・注意点
・まとめ
みたいな感じです。これはあくまでイメージで書いているだけですので、制作するコンテンツによってどのような見出しになるかは考えてください。
ステップ2で考えた構成について、各構成についてコンテンツ全体の中でどのような目的・役割にするかを明確にします。なんとなく書いてはいけません。
大きな検索意図があって、それを満たすコンテンツを制作する以上、各構成要素が全体の中でどのような目的・役割かを明確にしないと、最終的に検索意図を満たすことができません。
・はじめに
検索意図からどのような悩みや問題があるのか考える。その悩みや問題に対して共感することを「はじめに」の目的・役割とする。
みたいな感じで、それぞれの構成要素について目的を記載してください。
検索意図を調べるときに、実際に想定するキーワードで検索して、上位TOP10のサイトを読むとお伝えしました。目的は検索意図を調べるためですが、TOP10のサイトに引きずられることがあります。
当たり前ですが、同じような構成で同じようなことを書いたコンテンツを制作しても、それが評価されることはありません。後出しジャンケンしているのに負けてしまうようなものです。
同じようなコンテンツなら先に制作した方が評価されます。そういう意味ではWEBの世界は後から参入すると大変です。どこかで違いをもたせないと評価されない訳ですから。
同じようなコンテンツは下手したらコピーコンテンツとみなされて、Googleからペナルティーを受ける可能性すらあります。そうでなくても、読み手からしたら、同じようなことしか書いていない、ということで読んでもらえなくなるので、結果的に意味がありません。
どこで違いを生み出すか?独自の主張をコンテンツのどこに入れて制作するか?しっかり考えましょう。
ステップ1~4の内容をもとにコンテンツを制作します。
ステップどおりに進めることで検索意図を外したコンテンツにはなりませんが、それでも文章を作成しているときに、検索意図を満たす内容になっているか考えながら書いてください。書き始めると、目的から逸脱して、自分が書けること、書きやすいことに寄って行ってしまうのが人間です。
一通り制作し終わったもすぐにはアップしないようにしましょう。一日寝かして、翌日もう一度読んでチェックしましょう。
・検索意図はなにか?
・その検索意図を満たすコンテンツになっているか?
・構成は分かりやすいか?
・構成ごとの目的から外れていないか?
・独自の主張が伝えられているか?
・他より役に立つ、価値あるコンテンツと自信をもって言えるか?
検索意図を満たすコンテンツ制作は一日してならず、です。何度も、たくさんのコンテンツを制作することで身に付いていきますので、質を意識しつつも最初のうちは量をこなしてください。
ステップどおりにコンテンツを制作することで、検索意図を満たすコンテンツが出来る確率が高くなります。しかし、確実にそうとは言い切れません。こればかりは、確認しないことには分かりません。
では、どうやって確認するか?
結果から確認、判断するしかありません。コンテンツをアップしたらGoogle Analytics(Search Consoleは連携済みで)で確認してください。制作したコンテンツが、どのようなキーワードで、平均掲載順位が何位になっているか?
もし狙ったキーワードで掲載順位がかんばしくなければ、それはGoogleが検索意図を満たしていないと評価していることになります。その場合は改善するほかありません。
再度、検索意図を考えるところから始めて、コンテンツをリライトしましょう。
検索意図は、検索ユーザーが検索をする目的、つまり、何かが知りたくて検索する、その知りたい気持ち、本当に知りたいことです。
これは日々のビジネスの中でお客さんとコミュニケーションを取って、ストックし続けるのが一番です。そして、それとは別に手っ取り早い方法として、現状のTOP10を分析することで、検索意図を理解するという逆のアプローチがあるとお伝えしました。
しかし、アプローチを誤ると、ただのコピーコンテンツになってしまうので要注意です。
お客さんに対して提供できる価値は何なのか?他の人が言っていることと同じことを、同じように伝えるだけなら、求められることはありません。あなたならではの切り口で、あなたの考え方を伝えることで、他では得られないものをお客さんは得られます。
そのようなコンテンツをたくさん制作すれば、あなたを信用・信頼し、依頼するならあなたに、と思ってもらえるようになること、それが本質です。
本記事を通じて、検索意図は何かを理解し、検索意図をより高い水準で満たすコンテンツをあなたが制作するのにご活用いただければと思います。
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